『知床羅臼いいとこどりバスツアー』のガイドをしてきました。
ツアーのメインは、途中まで進んでいる知床横断道路の除雪見学。
雪壁の向こうに、まだ流氷残る根室海峡と国後島。
他にも、北方領土元島民 野口さんの語り部ではジーンと涙が出そうに…。
生まれた国後島で3歳の嵐の夜、「脱走してきた」とおっしゃった言葉に、悔しい思いがにじんでいました。
羅臼漁業協同組合の「畜養施設」では、職員さんと昆布漁師 井田さんからホタテとマツカワの振舞い♪
「昆布倉庫」でも、井田さんのトークにはみなさん惹きつけられていました。
2歳のリサちゃんも、たっくさん羅臼昆布食べてくれました♡
ツアーの〆は、黄金出汁の特製海鮮汁。
心も体も温まります。
ガイド二日目は4月6日。
ちょうど55年前、89名の尊い命が亡くなった「四・六突風」という、
羅臼の歴史に残る突風災害が起きた日でした。
次の年に羅臼で撮影された、
森繁久彌さん主演の「地の涯に生きるもの」(戸川幸夫原作「オホーツク老人」)。
突風災害の再現シーンでは、町民エキストラの人々が涙したこと。
エキストラの方の中には、一家兄弟3人も失ってしまった人もいたのです。
その涙に心打たれた森繁さんが羅臼の人に送った歌
それが「サラバ羅臼」のちの「知床旅情」であったこと。
羅臼のしおかぜ公園に立つ、オホーツク老人銅像は
そんな羅臼町民の想いがたくさん詰まったものであること、などなど…
そんなお話をしながら、ガイドしてきました。
今回のツアーを通して考えることがたくさんあり、つくづく実感しました。
羅臼って本当にいい町だなぁ。。。
本当に、いいとこどりの良いツアーですね!
返信削除横断道路の除雪はテレビで拝見したことがありますが、長年の経験と熟練の技と現在の技術による素晴らしい仕事だと思います。
ガイド姿(特にバス)板についていますね!
返信削除楽しかったですよ~。とてもよい企画だったと思います。来年も参加します!
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