2016年5月20日金曜日

見返りヒグマとササキさん

スタッフの昆です。

昨日はヒグマクルーズを午前5時と午前10時二本出航いたしました。
冷たい海風の中乗っていただいたお客様、ありがとうございました!

昨日見られた生き物は、ヒグマ、キタキツネ、イワツバメ、ウトウ、ウミウ、オ
オセグロカモメ、オジロワシ、シノリガモ、ヒメウなどです。

特にヒグマはゆっくり観察することができました。
もちろん、ヒグマにプレッシャーをかけないように距離をとっていますが
小型ボートだからこその近さで観察することができます。
皆さんも夢中でシャッター切っております(^^;)
帰りには見返り美ヒグマにも会うことが出来ました。



さらに昨日はこんな出会いがありました!




この水面に浮かんでいるものは、ササキテカギイカという名前のイカです。
普段は水深の深い場所に住んでいて 
産卵の時期になると昆布の生い茂る浅瀬にやってくるのです。
写真を見ると足の間に黒っぽい膜が見えますが、これは膜状の卵です。
このイカは、子どもが孵化するまで親が卵を面倒見るという生態なのです。
孵化が終わった後、親イカは力尽きて、カモメなど他の生き物の糧になります。
写真のイカもすでに死んだ後で あちこちに海鳥につつかれた跡がありました。
孵化した子イカは昆布の森で暮らし、成長すると深い海に移り住むと言われてます。

このような生き物それぞれの生き方や彼らとの出会い、生きる環境をも考えるクルーズ
それが「知床岬ヒグマボートクルーズ」なのだと、毎回感じることができます。

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